目次
なぜWebサイトのパフォーマンス最適化が不可欠なのか?
ユーザー体験とSEOの相関性
Webサイトの表示速度は、UXと密接に関係しています。Googleの調査によれば、ページの読み込みが1秒から3秒に遅れると直帰率は32%増加、5秒では90%も直帰率が上がるとされています。この影響はSEO順位にも直結し、売上にも直結します。
Googleも重視するコアウェブバイタルとは?
コアウェブバイタルとは、GoogleがUX評価指標として定義する以下の3項目です。
- LCP(Largest Contentful Paint):メインコンテンツが表示される速度
- FID(First Input Delay):初回ユーザー操作への応答速度
- CLS(Cumulative Layout Shift):レイアウトずれの量
PageSpeed Insightsとは?スコア100点を取る重要性と具体策
PageSpeed Insightsの仕組みと診断ポイント
PageSpeed Insightsは、デバイスごとのパフォーマンスを数値化して表示するツールです。Lighthouseエンジンを使い、改善箇所をリストアップしてくれます。特にスコアが重要視されるのは「モバイル」です。
パフォーマンスを劇的に改善する施策一覧
- 画像は必ずWebP形式に変換
- ロゴやファーストビュー要素はプリロード設定(<link rel=”preload”>)
- 不要なCSS・JSを削除、圧縮(minify)
- JavaScriptはdefer属性・async属性を活用
- ファーストビューに不要なThird-party script(外部コード)は極力読み込まない
- critical CSSをインライン化
- HTMLもminifyして余計な空白やコメント削除
- サーバー側キャッシュ設定(mod_expires, mod_cache)
All In One SEOとは?SEO内部対策を極めるツール
All in One SEOとは、ワードプレスで使えるSEO対策のプラグインです。
基本設定(サイト全体の最適化)
- サイトタイトルは必ず50文字以内、かつターゲットキーワードを含める
- サイトディスクリプション(meta description)は120~160文字で構成
- デフォルトのソーシャルメディアシェア画像設定
- 固定ページ・投稿・カテゴリごとに個別SEO設定有効化
記事単位のSEO設定(タイトル・ディスクリプション)
- 記事タイトルには自然にメインキーワードを盛り込む
- meta descriptionにサブキーワードを含め、行動を促す文言を入れる
- パンくずリストも構造化マークアップ(Schema.org)対応
サイトマップとインデックス最適化
- Google XML Sitemapsを有効化し、robots.txtにも記載
- 404ページを自動リダイレクト設定
- カテゴリ・タグはnoindex設定推奨(コンテンツ重複防止)
実践!パフォーマンス&SEO最適化のステップバイステップ
サーバー・キャッシュの最適化
キャッシュプラグイン(WP RocketやLiteSpeed Cache)を導入し、ブラウザキャッシュ・オブジェクトキャッシュを細かく設定。さらにCDN(Cloudflareなど)も活用して、地理的距離による遅延を排除します。
画像・JavaScript・CSSの最適化
画像はShortPixelやTinyPNGで自動圧縮。critical CSS自動生成ツール(CriticalCSS.comなど)でファーストビューだけCSSインライン化。JSはdefer属性とasync属性で読み込み順序を調整し、レンダリングブロックを防止します。
構造化データとメタ情報の最適化
FAQ、レビュー、イベント、記事などのSchema.org構造化データを個別ページにマークアップし、検索エンジンに内容を正確に伝えます。All In One SEOの「スキーマ設定」タブから簡単に設定可能です。
まとめ|「スピード×SEO」両輪の最適化
パフォーマンス最適化(スピード)とSEO内部対策は、DX推進における競争優位性を生む最重要施策です。どちらか一方ではなく、両方を高水準で実現してこそ、成果が最大化します。しかし、これらを社内だけで完璧に運用するのは至難の業。ぜひ、センターエッジにご相談ください。
実際にスコア100点を達成した事例:センターエッジ
センターエッジの公式サイト(centeredge.co.jp)では、上記施策を徹底し、PageSpeed Insightsでデスクトップ画面で100点を達成しました。この技術は、他社案件にも適用可能です。
参考文献:
DX無料相談窓口「DXセレクト」
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センターエッジ合同会社の共同代表。自らDXメディアの記事も執筆し、現場感を大切にしたリアルな情報を発信。SaaS企業の営業支援や、Webマーケティングの経験を活かし、企業のDXをもっと身近にすることを目指している。